破壊の巨神は、週に一度、
“災曜日(さいようび)”にやってくる。
人間の力が通用しない異形の怪物《災神》と
竜と契約して力を得た《竜騎士》との
新感覚バトルファンタジー!
大陸の約三分の1を版図とする、アルタニア神聖国。この地には二百年ほど前から、週に一度、災曜日になると、異形の怪物「災神」が現れる。災神は人々の居住地を襲い、建物を破壊し、人間を殺戮するが、日が変わると靄のように消え失せてしまう。災神に立ち向かうことは人間にとってはほぼ不可能で、人間たちはやがて、毎週災曜日になると「24時間、災神を誘導し、耐えしのぐ」技術を身に付けていった。その役目を担うのは、神戦騎士団だった。有史以前よりさまざまな形で人間を助けてきた聖獣・竜の力を借りて、人間はようやく災神と相対することができるのだった。これは、大陸辺境のある都市における、小さな飛竜隊の物語である――。
※この物語はフィクションです。実在する人物、団体等とは一切関係ありません。