豚小屋掃除からビジネスモデルを見つめ直す銀行員
「蛇口をひねると水が出る」当たり前を支えるダム技術者
10年、20年というスパンで向きあう種子開発……
現代の日本を牽引する、あるいは日本を支える様々な『現場』。小説『金融腐蝕列島』のモデルになったことでも知られる、人気小説家・江上剛が、実際に取材に赴き、現場で誠心誠意奮闘する、「ごく普通の人たち」の現場力を描き上げる。江上氏によれば、取材が進むにつれ、その現場で働いているのは、サラリーマンであり、そのサラリーマンの懸命な努力の積み重ねがこの社会を支えているということが、リアルに立ち上がってきたという。本書は、それが感動的な一冊として結実する。
※本書は月刊誌『WEDGE』(ウェッジ)にて連載されていた「大人の社会見学」(2008年〜2013年)をもとに、書き下ろしを加え再構成、再編集したものです。なお本文内の年齢・役職等は雑誌掲載当時のものです。