あこぎな店しか狙わない!
猿(ましら)のようにすばしっこい
義賊の正体は?
誘拐された同心を助けに現れたのは、
巷を騒がす謎の怪盗だった!
「ましら小僧参上」と書いた紙を残していく盗賊が巷を賑わした。「ましら」とは猿のことで、その名のとおり、猿のようにすばしっこい。被害に遭った店がどこも、あくどく儲けていることから、世間は義賊ともてはやした。ある時、定町廻り同心の仙太郎が何者かに誘拐される。そこに助けに現れたのはましら小僧だった。人情時代小説に定評のある著者の新作書き下ろし、宝島社文庫に登場!
※この作品は史実を織り込んでいますが、あくまでフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
※本作品は宝島社文庫のために書き下ろされました。