余命半年。
美しく死ぬために、
片付けなきゃ
いけないものがある。
がんを題材に、こんな物語ができるとは!
よくできたミステリーで、面白かった。
近藤 誠(医師/『どうせ死ぬなら「がん」がいい』著者)
イヤミスの女王が放つ二転三転の“終活”ミステリー!
「お掃除コンシェルジュ」の亜希子は、
末期癌が発覚したことをきっかけに、
"終活"に勤しむことになるが……。
「読書メーター」からも絶賛の声!
●女性間のドロドロした関係を書かせたら真梨さんはやっぱりダントツで上手いと思う。(藍色/50代女性)●終活、有終の美。言葉はとってもキレイなのに中身の業の深さといったら!(Mami/30代女性)●後ろからひたひた忍び寄る死臭のような、ザワザワする何かが漂い、ラストに広げた風呂敷がグルグルと回収されていきます。(呉もよこ/40代女性)●どの登場人物も「こういう女いる!!」って思いながら読みました。(かおり/40代女性)●癌と闘うか、闘わないか、残された日々をどう有意義に生きるか、という興味深い内容。後半は一気読み。(匿名/60代女性)●さすがの真梨さん。イヤな感じがたまらないです。(ももゆず/40代女性)●真梨さんにしては静かな作品だと思って油断した途端に背後でダムの壁に亀裂が入った様な悪寒、そして序盤から小だしにちりばめられていたイヤな物が終盤に収束してレーザー砲みたいになって降り注いできた。(Takeshi Kambara/30代男性)●余命半年の終活とイヤミスをどう掛け合わせるのか?なんて要らぬ心配でした。伏線の回収も見事。(まさみ/40代女性)●女同士の確執、怖いと思いながらもわからなくもないところが自分でも切ない。(あいし/40代女性)●真梨ワールド炸裂。家族も含めた人間関係の確執をどうお掃除してゆくのかが見どころ。(mami/50代女性)●後半にはイッキに話が“整理整頓”されていき、ラストは見事です。(おしゃべりメガネ/40代男性)●ラストで一気に悪意が噴き出し期待を裏切らない!(きさらぎ/50代女性)●怒濤の展開で真梨さんらしさ満載。(きょん/50代女性)●真梨幸子流終活のススメ? そこは一筋縄ではいきません。様々な負の想いが渦巻き、そこまで繋がるの!という展開に。(ぼっくん/50代男性)
余命、半年――。海老名亜希子は「お掃除コンシェルジュ」として活躍する人気エッセイスト、五十歳独身。歩道橋から落ちて救急車で運ばれ、その時の検査がきっかけで癌が見つかった。延命治療を受けないと決意した亜希子は“有終の美”を飾るべく“終活”に勤しむが、夫を略奪した妹との決着や“汚部屋”の処分など数々の課題に直面することに。彼女は“無事に臨終”を迎えられるのか!?