愛のため、文学のため、人のために駆け抜けた、寂聴さん99年の軌跡
瀬戸内寂聴さんのメモリアルブックの決定版にして、永久保存版。
オールカラーの大判本(B5判)です。
ご親交のあった【巻頭特典インタビュー】下重暁子さん、平野啓一郎さん、瀬尾まなほさん、【スペシャルインタビュー】細川護熙さんに、バイオグラフィーやブックガイド、メッセージ集、お悩み相談など、さまざまな特集を通して、寂聴さんの素顔や哲学、そして人生そのものに迫ります。
少女時代や、文壇デビュー、得度式、プライベートショットなど、貴重な写真の数々も一挙公開。
「はじめに」より――
2021年11月9日、瀬戸内寂聴さんが逝去されました。
「人は愛するために生れてきたのです。
九十九歳、数えで百歳まで生きてきて、想うことは、この一事です」
亡くなる半年ほど前に、寂聴さんが書き残した言葉です。
生きることは、愛すること――。
寂聴さんは繰り返し、このように説き続けました。
一方で、私たちは愛ゆえに傷つき、苦しみます。
「悩みたくなければ、愛さなければいいんです」と語りながらも、寂聴さんは「愛すること」をけっして諦めませんでした。
出家後も魂を削るようにして言葉を紡ぎ続け、最期までペンを手放しませんでした。
本書では、寂聴さんの激動の生涯をゆっくりと見つめ直しています。
魂の軌跡を辿りながら、その声に耳を傾けてみてください。
人はいがみ合うためではなく、愛するために生まれてきた。
寂聴さんの「生きたあかし」を、改めて感じとっていただくための道標(みちしるべ)の役割を果たせることを、切に願います。
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