超高度に発達した石器文明
古代マヤ最大の公共建築を発掘!
「赤の女王」の正体は!?
多くの新たな発見が確認されたマヤ、アステカ、テオティワカン
アグアダ・フェニックス遺跡/壁画になった羽毛の生えた蛇!
人口10万~20万人のテオティワカン/アステカの戦争と生贄
文明観を覆す発見が“相次ぐ”
古代メキシコ文明
第一章 メソアメリカ文明とは何か?
第二章 マヤ文明
第三章 サポテカ文明とテオティワカン文明
第四章 アステカ文明
古代マヤの文明観を覆す最新の大発見がありました。アグアダ・フェニックス遺跡の発掘です。航空機からのレーザー測量で発見され、古代マヤの起源がいままでの常識より150年も前だったことがわかりました。さらにそれは、私たちが持っていた人類史の常識をも打ち破るものでした。文明の発達は一気に進むことがあります。マヤの人々はたった100年の間に巨大建造物を造るだけの能力を得たのです。そして、マヤを含む古代メキシコの文明は、大河と灌漑農業と鉄器が文明を生み出すという常識さえ覆しました。彼らは石器と人力だけで巨大な神殿ピラミッドを造り上げました。本書では、そのようなマヤと古代メキシコ文明のすべてを明らかにします。
2023年6月16日~9月3日に東京国立博物館で『古代メキシコ展』が開かれます。内容は「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」の古代文明展です。本書は、本展開催に合わせ、メキシコ文明の全貌を明らかにする新書です。展覧会では、マヤの赤の女王の遺構や、アステカの大神殿、テオティワカンの三大ピラミッドが紹介されます。しかし、多くの日本人は、各文明の名前は知っているけれども、どんな文明だったのか、どんな歴史だったのかを知りません。そこで本書では、マヤとメキシコ文明をわかりやすく、ビジュアルもたっぷりに紹介します。歴史にもスポットをあてた一からわかるカラー新書です。
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