書籍
108歳の現役理容師おばあちゃん ごきげん暮らしの知恵袋
理容師歴94年、世界最高齢の現役理容師に認定された108歳のおばあちゃん、
箱石シツイさんは、104歳で聖火ランナーにも!
日々を前向きに過ごす姿がテレビや新聞で取り上げられています。
12歳で奉公に出て14歳で上京し理容師の修業、長女は0歳で重度の脳性麻痺に、
空襲で自宅焼失、夫は終戦4日後に戦死と、
壮絶人生を乗り越えてきた生き方のモットーは「いつも機嫌良く、考えすぎない、悩まない」。
シツイさんの長生き毎日体操30は写真で解説し、他に20年以上愛飲するお茶や、
その日を投げ出さないで懸命に生きるなど、長生きの秘訣がたくさん。
人生100年時代を楽しく生きるヒントが詰まった一冊です。
[寄稿]慶応大学医学部百寿総合研究センター・新井康通教授
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箱石 シツイ(はこいし しつい) プロフィール
理容師 1916年(大正5年)生まれの108歳
理容師生活94年目の2023年、米国のリサーチ会社から世界最高齢の現役理容師に認定される。栃木県那須郡大内村で農家の5人きょうだいの4番目として生まれる。12歳で奉公に出て、14歳で上京。理髪店で働きながら理容師資格を取得。1939年、22歳のときに結婚し、東京・下落合に理髪店を開業。2児をもうけるも、長女は脳性麻痺に。1944年、夫の二郎さんが軍隊に召集され、旧満州で戦死。その報せが届いたのは終戦から8年後だった。実家に疎開の相談に行った夜に空襲で理髪店は焼失。その後、2人の子どもを抱え故郷の栃木県那須郡那珂川町に戻り、1953年に「理容ハコイシ」を開業、70年以上営業を続けている。102歳までひとり暮らしで身の回りのことはすべて自分でこなした。常連のお客さんが来れば今でも店に出る。2021年の東京五輪では息子と二人三脚で聖火ランナーを務めた。2024年11月10日に108歳を迎え、「世界最高齢の現役理容師」のギネス世界記録を申請する予定。