著書累計120万部を突破した
ハ・テワンの2年ぶりの新作!
ベストセラー『すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間』『すべての瞬間が愛だった やさしさにちりばめられた僕たちの世界』に続く3作目となる本作は、複雑な感情を抱えながら日々を生きる人々に、温かな慰めと深い共感、そして静かな勇気を届けるエッセイです。
著者ならではのやわらかく繊細な文章で、自尊心や回復力、人間関係、そして愛をテーマに、人生に訪れるさまざまな感情をやさしく包み込んでくれます。
「誰にも気づかれない努力や静かな忍耐は決して無駄ではない」
「今のあなたの揺らぎにも、きっと意味がある」
「ただ歩み続けているだけで、あなたは十分に強い」
疲れた心を静かにほどいてくれる一冊です。
〈 一部抜粋 〉
「あなたの歩みが好きだから」
あなたを誇らしく思ってるよ。
今日、誰もあなたにそう言わなかったとしても、僕が代わりにあなたが乗り越えて成し遂げてきたすべてを見てきたのだから。
僕はあなたが心から誇らしいのです。
諦めてしまいたくなる気持ちを幾度も立て直して立ち上がったあなたを、誇りに思います。
前に進み続けようとしたあなたのことが。
「どうせ、うまくいくんだから」
ほんとに大丈夫?
今日、誰も君にそんなふうに聞いてくれなかったみたいだから。
つらいのを必死で隠して、大丈夫なふりして、倒れちゃうんじゃないかって。
ひとりぽつんと置かれて無理してるんじゃない?
毎晩よく眠れなくて、仕事にも集中できなくて、くじけて、息苦しくなるようなため息ばかりついてるんじゃ、きつくない?
なんとかしなくちゃとばかり思わないで、
本当は大丈夫なんかじゃないって泣いたっていいんだよ。
どこでどう絡まったのかわからないけど、もうだめなことだけはわかってるって言ったっていいんだ。
大丈夫。心配しなくたっていい。君は、最後には望むものを手に入れる。
どうせうまくいくんだから。
「もろい心は正しい」
弱くたっていい。
涙もろくたって、情深いあまり無駄に傷つくことがあったって、
誰かの噓に毎回騙されたって、
別れることが苦手で、もめごとや誰かの悪口に負けてばかりでもいい。
それでもいい。
跡形もなくくずれてしまって、姿形を変えた心だろうとなんだろうとかまわない。
それは、胸に積もり積もった悲しみを涙で洗い流す方法を知っていて、
冷たく冷え切った世界に一握りのぬくもりとして存在し、
誰かを強い心で抱きしめられるって意味だから。
「一人で歩く練習」
今の僕は、遠くから見ると迷ってふらふらしているところかもしれない。
でも、いつかこの瞬間を振り返ったときに、
どんな迷いも、後ずさりも、それなりの飛行だったと言えるようになるはず。
だから、今をただ歩いてみることにする。
一人で、黙々と、ときにはちょっとぐらつきながら。
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