カラー版 神々が宿る絶景100
神々が降りし
古代史の聖地を
訪ね歩く
オールカラー 163点
上立神岩、天安河原、真名井の滝、熊野大社拝殿、大神神社参道など、自然の名景から歴史ある荘厳な神社まで、神話・古代史にまつわる日本の「パワースポット×絶景」を100カ所紹介。各伝承地を訪ね歩きながら、神話の面白さやそれが示唆する歴史や謎を綴ります。ハンディなカラー新書のため、散策や旅行の携行にもピッタリ。写真を見て楽しめ、読んでも楽しめ、実際に訪れる際の情報として実用性もある一冊です。
目次
- 第1章 神代の時代へ
プロローグ 皇統へとつながるアマテラス大神と根の国のスサノオ命
上立神岩 夕日に映える国生み神話の舞台へ
絵島 オレンジ色の浸食模様が美しいオノコロ島伝承地
黄泉比良坂 イザナキ神が逃げ延びた黄泉の国との境
猪目洞窟 夢に見る者は死ぬという恐ろしい洞窟
花の窟神社 イザナミ神が葬られた巨大な岩窟
みそぎ池 イザナキ神が禊によってアマテラス大神を生んだところ
鳴門海峡 イザナキ神が禊前にたどった奇妙なルート
真名井の滝 誓約に登場する真名井の名を冠した勇壮な滝
天の真名井 「天の真名井」と称された名水の絶景地
天岩戸神社 アマテラス大神の天岩屋隠れの舞台へ
天安河原 八百万の神が集った幽玄の世界
宗像大社 誓約によって生まれた三女神が鎮座
天が淵 八岐大蛇退治の舞台となった斐伊川へ
八重垣神社 クシイナダヒメが八重垣の中に避難
八坂神社 スサノオ命は本当に渡来神だったのか？
熊野大社 熊野大社と出雲大社の奇妙な関係
大斎原 幽玄の世界が広がる熊野本宮大社の旧社地
那智大滝 オオナムチ神を祀る飛瀧神社のご神体
稲佐の浜 タケミカズチ神がオオナムチ神に国譲りを強要
美保神社 謎の入水を遂げたコトシロヌシ神が鎮座
石の宝殿 オオナムチ神が切り出したとされる未完の宮殿跡
出雲大社 高さが96ｍあったといわれる巨大な神殿
諏訪大社 敗者のタケミナカタ神が軍神として祀られるのは？
霧島山 天孫降臨の有力候補地のひとつ
笠狭宮跡 ニニギ命とコノハナノサクヤヒメの愛の巣
竹屋神社 山幸彦の陵墓と伝えられる巨大な磐境
富士山 火の神として富士山に鎮座するコノハナノサクヤヒメ
くしふる神社 もうひとつの天孫降臨の候補地
高千穂神社 毎夜催される夜神楽が見もの
鵜戸神宮 トヨタマヒメのお乳水したたる神秘の洞窟
波切神社 幽玄の世界が広がる洞窟内の神社
和多都美神社 山幸彦がトヨタマヒメとともに暮らした海神の宮
吾平山上陵 神代三陵のひとつ・神武天皇の父の陵墓
第2章 神武天皇から武烈天皇の御代へ
プロローグ ヤマト王権黎明期の歴史舞台へ
狭野神社 神武天皇の幼名と同じ名の神社
皇子原神社 神武天皇の生誕の地とされるところ
立磐神社 神武天皇東征の出港地
神倉神社 神武天皇が大和進軍を前に必勝を祈願
楯ヶ崎 神武天皇軍が嵐に遭遇して漂着
磐船神社 天神の御子・ニギハヤヒ命降臨の地
橿原神宮 神武天皇が東征を終えて即位
神武天皇社 異説・神武天皇即位の地
国見神社 秋津洲の名の由来となった景勝の地
大神神社 三輪山をご神体とする日本最古級の神社
檜原神社 アマテラス大神を祀った元伊勢のひとつ
狭井神社 御神水「薬井戸」で知られる大神神社の摂社
行燈山古墳 実質的な初代とみられる崇神天皇の陵墓
真名井神社 アマテラス大神が遷座した元伊勢
出石神社 新羅の王子・アメノヒボコ命渡来伝説の舞台
新井崎神社 仙薬を求めて渡来してきた徐福の上陸地
伊勢神宮 天照大御神と豊受大御神を祀る2つの正宮
二見浦 伊勢への参詣の前に禊が行われた清き渚
草薙神社 日本武尊の火難の舞台
大塚丘 日本武尊が霊峰富士を遥拝
石上神宮 神剣・布都御魂剣がご神体
甲斐銚子塚古墳 酒折宮のほど近くにある山梨県最大の前方後円墳
伊吹山 日本武尊が山の神に祟られて敗走
熱田神宮 草薙神剣を奉斎する日本武尊ゆかりの社
森将軍塚古墳 ４世紀後半築造の長野県最大級の前方後円墳
香椎宮 朱に彩られた華やかな神功皇后の廟
宮地嶽神社 神功皇后が必勝を祈願
宇美八幡宮 應神天皇御降誕の地
五色塚古墳 これが皇后を陥れるための偽陵？
志賀海神社 海人族の阿曇氏が拠点とした志賀島の社
淡島神社 神功皇后の海難をも救った淡島神を祀る社
藤森神社 神功皇后が兵具を納めた塚が発祥
箸墓古墳 卑弥呼の墓の有力候補のひとつ
纒向遺跡 卑弥呼の宮室かと期待される大型遺構が出土
唐古・鍵遺跡 纒向よりも早く出現した大型環濠集落
吉野ヶ里遺跡 邪馬台国か？とも騒がれた九州を代表する環濠集落
平原遺跡 40面もの銅鏡が出土した伊都国の女王墓
山辺の道 日本最古の道で初期ヤマト王権の全容を把握
黒塚古墳 卑弥呼ゆかりの鏡か？ともみられた銅鏡が出土
大山陵古墳 仁徳天皇陵とされる日本最大の古墳
造山古墳 吉備を代表する全国4位の巨大古墳
茅渟宮跡 衣通郎姫伝説の舞台となった古代の宮跡
比翼塚 同母兄妹の禁断の恋の結末
葛城一言主神社 一言で願いを叶えてくれるという神託の神
志染の石室 億計と弘計が隠れ住んだ洞窟
保渡田古墳群 古墳王国の中でも圧巻の前方後円墳
第3章 継体天皇から桓武天皇の御代へ
プロローグ 権力闘争に明け暮れた王朝の歴史舞台へ
岩戸山古墳 反旗を翻したとされる筑紫君磐井の陵墓
飛鳥寺 蘇我馬子が建立した日本最初の本格寺院
甘樫丘 蝦夷と入鹿が邸宅を構えて権力を誇示
調子丸古墳 厩戸皇子の愛馬・黒駒の手綱を曳いた舎人の墓？
石舞台古墳 蘇我馬子の墓とみられる巨大な方墳
高良山神籠石 防衛拠点として築かれた神籠石式山城
御所ヶ谷神籠石 いまも山城らしさを残す神籠石式山城
大宰府政庁跡 外交と防衛を担うヤマト王権の出先機関
鬼ノ城 再建された西門などで往時をしのぶ
矢喰の岩 鬼と恐れられた温羅が投げつけた巨石
鯉喰神社 鯉に化けた温羅を鵜に変身した吉備津彦が退治
万葉の森 船岡山 額田王をめぐる大海人皇子と中大兄皇子の三角関係
吉野宮滝遺跡 大海人皇子がやむにやまれず挙兵？
自害峯の三本杉 村人が大友皇子の首を埋葬
御霊神社 大友皇子の霊を慰めるために創建
藤原京 平城京をもしのぐ広大な都城
隼人塚 王権に抵抗した隼人鎮魂の塚か？
鬼ヶ城 坂上田村麻呂が登場して鬼退治？
嵯峨野 渡来氏族・秦氏が灌漑によって開拓
伏見稲荷大社 稲荷大神を祀る秦氏ゆかりの神社
将軍塚 勇壮な将軍像を埋めて王城鎮護を祈願
