60歳からの
新・幸福論
13人の賢者が明かす
老後の生活と考え方。
一人暮らし 老後資金 働き方 食事
医療と薬 リビングウィル 遺産相続
定年後をラクに生きる新常識!
曽野綾子/田原総一朗/弘兼憲史
池田清彦/志茂田景樹/荻原博子
菊池和子/近藤 誠/中村仁一
中島義道/勢古浩爾/鈴木秀子/内海桂子
作家、文化人、知識人など13人に聞いた後悔しない老後の心得。 人生の後半戦をよく生きるには、何が必要で、何が必要でないのか。 曽野綾子氏、田原総一朗氏、弘兼憲史氏らが明かす日常生活と人生哲学。 孤独を愉しむヒント、老後の“常識”を捨て去る、「老い」と「死」に向き合う勇気――全国民必読の書!
目次
- はじめに
第一章 「孤独」を愉しむヒント
曽野綾子(作家)
「手抜き」を楽しみながら無理な努力はやめて、
いい加減に生きるのがいいんです
田原総一朗(ジャーナリスト・評論家)
僕にとっての「死」とは、好奇心が湧かなくなり、
仕事からも遠ざかってしまうこと
コラム 定年
政府が打ち出す「65歳定年」「70歳雇用」に戸惑う企業
溝上憲文(ジャーナリスト)
弘兼憲史(漫画家)
家族はバラバラになるのが当たり前
子どもが独立してからは
「自分ファースト」で生きてみる
志茂田景樹(作家)
競争社会を抜け出したなら
自分自身と向き合い、
自分自身と戦うことが仕事
第二章 老後の“常識”を捨て去る
荻原博子(経済ジャーナリスト)
老後資金は夫婦で最低1500万円を
老後のお金を投資で増やそうとする人はバカです!
コラム 年金
法改正で給付額は右肩下がり「年金制度」という伏魔殿
溝上憲文(ジャーナリスト)
近藤 誠(近藤誠がん研究所所長)
“がんの常識”は非常識
悲惨な最期を迎えないために
がんは見つけない、手術しない
池田清彦(早稲田大学名誉教授)
年を取っても楽しいと思えることで
最終的に残るのは、「人に褒められる」ことじゃないかな
コラム 認知症
「アルツハイマー病」治療に“超音波”が効果あり!?
窪田順生(フリーライター)
勢古浩爾(評論家・エッセイスト)
これまでの蓄積があれば「なんとかなる」
定年後の「〜しなさい」という圧力に
うろたえてはいけない
鈴木秀子(評論家・日本近代文学研究者)
「愛し、愛されながら、生かされる喜び」
老いとはそれを思い出すことで、
生きる知恵を深める大切な時期なのです
コラム 葬儀
急増する「直葬」「家族葬」……変貌する「葬儀」最新事情
小川寛大(季刊『宗教問題』編集長)
第三章 「老い」と「死」に向き合う
中村仁一(老人ホーム「同和園」 附属診療所所長・医師)
「老い」と「死」に医療は無力
60歳を過ぎたら死と向き合う
死を考えることは生を考えることです
コラム 国民医療費
医療破綻は確実!?「暗黒未来」を切り抜ける方法
窪田順生(フリーライター)
中島義道(哲学者)
50年間哲学をやってきたが、
なんらかの形で「死を納得すること」が最後の課題だと思っている
菊池和子(「きくち体操」創始者)
終わりを意識して、最期まできちんと生きたいから
私は身体を動かし続ける
コラム 老人ホーム
ホーム職員が利用者の“奴隷”になってしまう理由
小嶋勝利(民間介護施設紹介センター「みんかい」運営会社常務)
内海桂子(芸人)
年寄りとして生きようと思ってはいない
年齢はもう100に近いけれど
「老後」っていう考えはないね
コラム 特殊詐欺
被害者の96%超が高齢者!「オレオレ詐欺」最新手口
紀藤正樹(リンク総合法律事務所所長)