あやかし処の晩ノ飯
最後の晩餐、おもてなし
そこは、〈思い出の料理〉を再現する
不思議な料亭。
黄泉(よみ)と現世の狭間で、
あやかしたちをおもてなし……
読むと大事なごはんの思い出がよみがえる、
ほっこりグルメ物語。
ぼっちの浪人生・夜彦は、夕食を食べに出たその足で、山奥に迷い込んでしまう。灯りに導かれ、辿りついたのは「晩年亭」――黄泉と現世の狭間で、死者に思い出の料理をふるまう料亭だった!舌を読んで味を再現する力を持つ美貌の料理人・銀二と、妹の美月の手伝いをすることになった夜彦だが、死者&あやかし、様々な事情を抱えた客が訪れ――?読むと大事なごはんの思い出がよみがえる、ほっこりグルメ物語。
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物、地名、団体等とは一切関係ありません。
※本書はエブリスタ(https://estar.jp)に掲載されていたものを、改題・改稿のうえ書籍化したものです。
目次
- 第一話 父の秘密と天ぷら蕎麦
第二話 思い出の味は未知の味
第三話 門出を祝う金目鯛
第四話 おから嫌いの家出少年