血腫(けっしゅ)
「出向」刑事・栗秋正史
その怪我は
虐待か?事故か?
幼児虐待の徴候が見られるも、否定する両親。
警視庁から故郷の警察署に戻ってきた栗秋が
揺さぶられっ子症候群の真相を追う。
「脳の血腫など特定の三徴候が出た場合、その幼児は被虐待児である」。堀尾雄次は子どもに三徴候があったことから、虐待を疑われて警察に連行された。雄次は容疑を否認。捜査に当たるのは、永久出向制度で警視庁から故郷に戻ってきた刑事・栗秋と若手の細井。栗秋の能力を疑う細井だったが、栗秋は上層部の意向を無視して、血腫について捜査を進める。「出向」刑事が、医療業界の闇を暴く!
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物・団体等とは一切関係ありません。
※本書は書き下ろしです。