労働人口の4人に1人は生活保護水準で暮らしている!
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ベストセラー エコノミストが、「働く貧困層」( ワーキングプア)という格差問題に警鐘を鳴らす!
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現在の日本には「ワーキングプア」と呼ばれる人々がどれぐらいいるでしょうか?
(1)約150万人 (2)約250万人 (3)約350万人 (4)約550万人 |
「ワーキングプア」が増加傾向で推移していくことになれば、日本で暮らす人たちすべてが大きなダメージを受けることになるだろう。貧しい人の増加は、日本全体の個人消費を抑制し、政府の税収にもマイナスの影響を及ぼす。増税の負担は、豊かな人々の上に降りかかるのだ。この問題をどうすれば解決できるか、もっと真剣に考えていくべきではないか。(本文より抜粋)
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目次
- はじめに
第1章 日本の労働者の4人に1人は生活保護水準で暮らしている
日本の労働者の4人に1人は「ワーキングプア」という悲惨さ
なぜ「ワーキングプア」が増えるのか?
増加する生活保護を受ける世帯…ほか
第2章 働き盛りの中年家庭を襲う「ワーキングプア」の恐怖
『アメリカン・ビューティー』の主人公がもし生きていたら…
40万人にも上る中高年男性の「ワーキングプア」
会社の倒産やリストラで中高年男性が「ワーキングプア」に…ほか
第3章 崩壊する日本型雇用システム
二人三脚で歩んできた終身雇用制度と年功序列賃金制度
なぜ終身雇用・年功序列制度は崩壊したのか?
派遣社員とはなにか?…ほか
第4章 非正社員で働く若者たち
深刻化する若年雇用の問題
正社員になれない若者が「ワーキングプア」に陥るリスク
「パラサイト・シングル」となる若年の非正社員…ほか
第5章 「構造改革」による自由主義経済と民営化の果てに
聖域なき構造改革で得たものと失ったもの
非正社員から正社員への門戸を広く開放することが必要
ワークシェアリングで「ワーキングプア」の問題は解決するか?…ほか