『週刊プロレス』元編集長がついにすべてを語る――
そして馬場さんは「茶封筒」を取り出した!
「金権」とは私のことだった!
プロレス団体から受け取った「カネ」のすべてを告白する
あの『週刊プロレス』編集長辞任から15年。金銭苦から自宅を競売にかけられる羽目になった著者が、これまでに明かすことのなかった自身の暗部をカミングアウトする。ジャイアント馬場から金銭を受け取り他団体批判を展開した過去、口止め料や賄賂の現金を受け取り、誌面を編集していた私物化、そして長州、前田、天龍といった因縁のレスラーたちとの確執の本質、家族と買い物にでかけながらラジオで競馬中継を聴き家庭が崩壊した過去。プロレスというジャンルを超えた、ひとりのマッド編集者の最終懺悔録。
- 改訂し、文庫化して、2013年09月05日に宝島SUGOI文庫『「金権編集長」ザンゲ録』を発売しました。
目次
- まえがき
第1章 『週刊プロレス』創刊
記者会見と5000円札
長州が私に持ちかけた「見合い話」
猪木「失神事件」の夜にホーガンの部屋を直撃
…ほか
第2章 「破戒」編集長
フリースタッフに「裏金」を分配
「手のひらを返す男」と呼ばれて
馬場さんの相談を受けた「阿修羅・原」解雇問題
…ほか
第3章 SWS報道の真実
「君も何かと大変だろうから――」
カネを固辞すれば「偽善者」になる
馬場さんに「鶴田vs三沢戦」を直訴した福山の夜
…ほか
第4章 アンダー・テーブル
FMWからの「買収工作」は30万円
「立花隆」と『プロレス少女伝説』
「何を考えているんだ渕は」
…ほか
第5章 反転
急浮上した「オールスター戦」構想
大失言「マイナーなところに追い込むことになる」
全日本は3000万円、新日本は2000万円
…ほか
第6章 地獄の季節
“すき焼き”から“コンビニおにぎり”へ
正月「金杯」で250万円を1日で溶かす
「ジャイアント馬場死す」――1ヶ月前の電話
…ほか
第7章 在りし日に寄せて
居酒屋「和民」土下座強要事件
ターザン山本の「無能な取り巻き」たち
「墓穴を握った」日記の入力係交代
…ほか
あとがき