あとは優勝の経験だけ!
前田健太、野村祐輔、今村猛を育てた
赤ヘルの至宝が描く、カープ常勝への道!
今や球界のエースとなった前田健太を筆頭に、新人王に輝いた野村祐輔、リーグを代表するセットアッパーに成長した今村猛など、かつての投手王国を再び築きつつある広島東洋カープ。その復活への道筋をつくったのが、昨年まで3年間一軍投手コーチを務めた大野豊氏です。先ごろ野球殿堂入りを果たした大野豊氏が、各投手とのさまざまなエピソードなどを交えながら、独自の視点でカープの“投手王国再建への道”を詳しく解説・分析する新書です。
※本書に掲載のデータは、2013年6月10日現在のものです。
大野 豊(おおの ゆたか) プロフィール
1955年、島根県生まれ。出雲商業高校から出雲市信用組合(軟式野球)を経て、1977年にテストを受け広島東洋カープに入団。“七色の変化球”を駆使し、1988年に最優秀防御率のタイトルを獲得、沢村賞も受賞。1991年には最優秀救援投手となる。1997年にセ・リーグ最年長完封勝利(当時)を達成し、42歳で再び最優秀防御率のタイトルを獲得。1998年限りで現役引退。1999年に広島東洋カープの投手コーチを務めたあと、2000年からNHKの野球解説者に。2004年にはアテネオリンピック、2008年には北京オリンピックの野球日本代表チームの投手コーチを務める。2010年から広島東洋カープの投手コーチを務めたあと、2013年から再びNHKの野球解説者に。同年、野球殿堂入りを果たした。おもな著書に『全力投球』『カープ“投手王国”再建へ』(ともに宝島社)、『絶対うまくなるピッチング』(日本文芸社)などがある。