別冊宝島1988　仏像の知られざるなかみ

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著者：青木淳監修
発売日：2013年3月25日
価格：1,320円(税込)

判型：A4判
ページ数：111P
ISBN：978-4-8002-0857-6
雑誌：66089-53

X線撮影で伝承が明らかに！
仏像の胎内からの情報発信！

仏舎利、経文、五輪塔、もう一体の裸体の仏像……
仏像の内部に隠された秘密

聖徳太子像のなかから
なぜ、観音像が？

快慶はなぜ、平家の武者の
名を書いた記録を入れたのか

地蔵菩薩の頭部に
足利尊氏の遺髪

仏像の修理などでは、しばしば「像内納入品」と呼ばれる文物が見つかることがあります。これらは経文、数珠、仏舎利など、仏像の魂にあたるものです。近年、研究機関によって、仏像がレントゲン撮影され、これらについての研究が進んでいます。これにより、意外な制作主・仏師が判明、新たな事実が浮かび上がるケースも少なくありません。そこには、有名な運慶や快慶の仏像をめぐるもう一つの物語がありました。本誌では、仏像レントゲン写真・像内納入品を多数掲載、新たな仏像のミステリーに迫ります。

青木淳(あおきあつし) プロフィール

1965年、東京都生まれ。総合研究大学院大学（国際日本研究専攻）博士課程修了。博士（学術）。専攻は日本美術史。国際日本文化研究センター客員助教授を経て現在、多摩美術大学造形表現学部准教授。著書に『遣迎院阿弥陀如来像像内納入品資料』（国際日本文化研究センター 1999年）、論文に「快慶以後」、「仏師快慶とその信仰圏」など。高知県香美市立美術館「古仏との対話」展（2008年）監修。