日本人が信じ込まされた「戦史の常識」を自衛隊の元戦術教官が覆す!
楠木正成から沖縄戦までを大胆検証
元寇は、神風がなくても勝っていた
長篠の戦いで三段撃ちは、なかった
川中島、車懸りの陣は存在しない
乃木将軍でなければ、旅順は落ちなかった
ソ連軍の死傷者が多かったノモンハン
長篠の戦いで三段撃ちは、なかった
川中島、車懸りの陣は存在しない
乃木将軍でなければ、旅順は落ちなかった
ソ連軍の死傷者が多かったノモンハン
歴史、戦史というものは往々にして事実を歪曲されているものである。戦争に勝った側が都合よく捏造していたり、負けた側が名誉や責任回避のために史実を隠したり、歴史作家によって面白く脚色されたり・・・。本書では、戦略・戦術的観点から「真実の戦史」に迫った。日本人が戦ってきた古戦史や近代戦史には戦術面、統率面で卓越したものが多く、正しい戦史からは洞察力、判断力など学ぶべきことが非常に多い。
監修(一部執筆)
家村和幸(いえむら・かずゆき)
執筆者
白木達也(しらき・たつや)/鞍掛伍郎(くらかけ・ごろう)/南郷大(なんごう・ひろし)
家村和幸(いえむら・かずゆき)
執筆者
白木達也(しらき・たつや)/鞍掛伍郎(くらかけ・ごろう)/南郷大(なんごう・ひろし)
この商品は、2007年09月15日に発売された、別冊宝島『別冊宝島1468 真実の「日本戦史」』を改訂し、文庫化したものです。
目次
- はじめに なぜ正しい戦史を学ばなければならないのか
第1章 戦争の常識を暴く
元寇 鎌倉幕府軍は実力で勝利していた
長篠の戦い1 鉄砲もあった武田騎馬軍団
長篠の戦い2 鉄砲三段撃ちはなかった ・・・ほか
第2章 戦略・戦術を暴く1~中世・近世~
戦略と戦術と戦法について
column3 “真剣”の訓練では勝てない!
第四次川中島の合戦 きつつきの戦法はなかった! ・・・ほか
第3章 戦略・戦術を暴く2~近代以後~
攻撃における機動の方式について
薩英戦争 欧米が恐れた日本の実力
column7 私兵集団に見る軍隊の本質 ・・・ほか
第4章 戦略・戦術を暴く3~大東亜戦争~
日中戦争 戦闘には勝ったが戦争では負けた
真珠湾攻撃 半年間の優位を作っただけの戦い
ミッドウェー 敗北の真の原因は情報の差 ・・・ほか
編集後記
参考文献
監修、執筆者紹介