進む官僚支配、規制増殖に日本中が悲鳴!
「改正建築基準法」「改正独占禁止法」「金融商品取引法」……日本経済が大きな危機に直面している時期に、さらに経済を締めつける法改正ラッシュが起きています。これらにともなう規制強化を受けて、「行政不況」ではないかという悲鳴が上がっているのです! 決して消費者保護やアングラ勢力の排除を掲げる法改正を否定するものではありませんが、このままでは経済に対するダメージが先行し、致命傷になりかねないのです。
この商品は、2008年03月10日に発売された、宝島社新書『行政不況』を改訂し、文庫化したものです。
目次
- まえがき
第一章 なぜ今、規制強化なのか?
食品偽装問題を追い風にする「経済産業省」と「国民生活センター」
消費者保護のエスカレートと行政不況
「改正建築基準法」がもたらしたリセッション
…ほか
第二章 業界再編リセッション
企業の合従連衡が加速する
◇流通業界
避けては通れない流通業界の大再編
百貨店業界は「大手五社でシェア五割」
…ほか
第三章 マフィア経済vs金融庁・警察
失速する大手新興ベンチャー
アングラ勢力の排除に本腰を入れる金融・警察当局
ファンドに食い込む“マル暴マネー”
…ほか
第四章 「失われた三0年」の始まり
サブプライムローン崩壊で露呈した日本の歪み
企業投資は海外逃亡……日本人の「二極化」が止まらない
世界でも突出している株式市場の「日本売り」
…ほか