日本推理作家協会賞受賞作家が描く「回想の殺人」
『このミステリーがすごい!』編集部、激推し!!
隠された真実に、涙、涙、涙――
心に沁み入る傑作ミステリー!
旧紫峰家屋敷跡から掘り起こされた白骨死体。
二転三転する関係者の証言と噓。空襲で亡くなったはずの一家に一体何が――
『このミス』大賞シリーズ累計3100万部突破!
三姉妹の秘密は白骨死体が知っている。
――絶賛の声、続々!!
切なく、哀しい噓。けれどその幸福さに思いを馳せた瞬間、淡く美しい物語は鮮烈になった。
芹沢 央(作家)
罪人とは誰か? 一片[ひとひら]ずつ明らかにされる美しく悲しい真実、大好物でした。
思いもよらぬ結末に身震いしました。
末満健一(脚本家・演出家・俳優)
時の重みに見合う構成、行き届いた描写。
謎の空白部分を埋めてゆく手つきに、惚れ惚れした。
辻 真先(作家)
長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された白骨死体。そこで暮らしていた屋敷の主人と三人の姉妹たちは、終戦前に東京大空襲で亡くなったはずだったが……。死体は一体誰のものなのか。かつての女中や使用人たちが語る、一族の華やかな生活、忍び寄る軍靴の響き、突然起きた不穏な事件。二転三転する証言から、やがて戦下に埋もれた真実が明らかになっていく――。