宝島社新書

戦艦「大和」反転の真相

捏造の電文、謎の反転、司令部の芝居…

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著者:深井俊之助
発売日:2018年7月10日
価格:880円(税込)

判型:新書判
ページ数:255P
ISBN:978-4-8002-8494-5

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なぜ最強戦艦はあの日、
米軍大部隊の
直前撤退したのか


捏造された電文、謎の反転は司令部の芝居だった。戦艦「大和」副砲長・深井俊之助氏(元海軍少佐)による渾身のノンフィクション。戦艦「大和」「武蔵」ほか、残存全戦艦、ほぼすべての空母を投入した最後の大作戦・レイテ沖海戦において深井氏の乗る戦艦「大和」は敵輸送船団への突入を目前に、“謎の反転”を行う。司令長官・栗田健男中将はもちろん、かつて誰も語らなかった、太平洋戦争“最大の謎”の真相を、まさにその場にいた深井氏が、ついに語る。そこには昨今の政治家の不祥事問題にも通ずる、日本海軍のある慣習が本質にあった。

深井 俊之助(ふかい としのすけ) プロフィール

大正3年生まれ、東京出身。昭和5年、海軍兵学校に61期で入校、昭和9年に62期で卒業する。砲術を専攻し、巡洋艦「八雲」、戦艦「比叡」などを乗り継ぐ。昭和14年に南支方面作戦に参加。昭和16年の開戦を駆逐艦「初雪」砲術長で迎え、マレー沖海戦、エンドウ沖海戦、バタビア沖海戦、ガダルカナル島の諸海戦に参加。昭和17年、戦艦「金剛」副砲長として、レーダー射撃の実用化に関わる。昭和18年、横須賀の海軍砲術学校を経て、昭和19年3月、戦艦「大和」副砲長として、レイテ沖海戦におけるシブヤン海、サマール沖での戦闘を経験。戦艦「大和」艦橋で、レイテ湾突入寸前での艦隊の反転を目の当たりにする。昭和20年、第三航空艦隊参謀として終戦を迎える。最終階級は海軍少佐。平成30年現在、104歳。

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