「あえて言おう、名著であると!」
一年戦争の国際法上の位置付けから、
ギレンとJ・F・ケネディの意外な共通点まで──。
21世紀と宇宙世紀を往復しながら検証した
本邦初の「宇宙世紀学」、ただいま開講!
- 増補改訂の上、改題して、2013年05月10日に宝島社新書『ガンダムがわかれば世界がわかる』を発売しました。
目次
- 第1章 公国の構造と力
■ 一気にわかるジオンの作り方 ─ 武装勢力か国家か ─
□ 公国誕生に見る“歴史の教訓” ─ 国家建設を支えたもの ─
■ コロニー落としは犯罪ではなかった ─ 一年戦争と国際法 ─
□ ギレン、チャーチル、JFK ─ 演説する政治家たち ─
■ 王家の肖像 ─ 家内制国家経営とザビ家の憂鬱 ─
□ ジオン脅威のメカニズム ─ 多品種少量生産のカラクリ ─
第2章 地球連邦の舞台裏
■ 連邦軍と戦後日本政治史 ─ 55年体制から田中角栄まで ─
□ ホワイトベースとは何だったのか ─ 宇宙翔ける不審船/究極のOJT ─
第3章 宇宙世紀の戦後史
■ ティターンズは繰り返す ─ 平和が強硬派を育てる歴史の皮肉 ─
□ エゥーゴを貫く“正義”と“経済” ─ 原理主義と軍産複合体の奇妙な結婚 ─
■ ニュータイプと21世紀の政治学 ─ 「文明の衝突」と「歴史の終わり」の間に ─