日本の庭園は、大地の上に、自然の素材を使用して作り上げた「空間芸術」です。
本誌では、美しさを楽しむだけでは終わらない、歴史と技と“主(あるじ)の素養”に圧倒される名家・名門の庭園を紹介。「皇室ゆかりの庭園」「政界・財界の名門の庭園」「殊勲・新華族の庭園」「江戸時代の大名庭園」など日本全国至高の89庭を、形式・構成要素・用語の解説とともに紹介します。日本庭園から洋風の風景式庭園、整形式庭園まで、美しき自然風景を堪能し、ぜひ作者が大地に込めたストーリーを想像してください。
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仲 隆裕(なか たかひろ) プロフィール
京都芸術大学歴史遺産学科教授。日本庭園・歴史遺産研究センター所長。1963年生まれ。千葉大学大学院園芸学研究科修了。京都市文化財保護課文化財保護技師(記念物担当)、千葉大学助手(園芸学部)などを経て現職。農学博士(京都大学)。日本庭園史、遺跡庭園学を専攻。庭園文化史研究、文化財庭園を中心とする遺跡の保存修復・整備に取り組む。元文化庁文化審議会文化財分科会第三専門調査会委員(名勝委員会)。主要著書・論文に『庭園史をあるく-日本・ヨーロッパ編』(共著、昭和堂)、『京都の庭園-遺跡に見る平安時代の庭園』(京都市文化財ブックス第5集、京都市)、「對龍山荘の庭園」(尼崎博正編『植治の庭-小川治兵衛の世界』所収、淡交社)など。主な設計・計画等に「史跡名勝平等院庭園州浜整備実施設計・施工指導」(京都府宇治市)、「旧上野家庭園保存修復」(京都府舞鶴市)、「シェーンブルン宮殿内石庭保存整備」(オーストリア)など。