自由で、自立した、
潔(いさぎよ)い老後を送るための心得
老いてこそ孤独を楽しめ
老いと死を見つめる作家と
「治療しない」医師による
異色対談
団塊世代が後期高齢者に突入する2025年には、75歳以上の人口は2200万人になるともいわれている。しかも、75歳以上の一人暮らしの高齢者数は、男女ともに増え続けるという予測もある。2025年には290万人、とくに女性では4人に1人が一人暮らしの状態になるとも。孤立死がフツーになっていく時代に求められるのは「自分のことは最後まで自分で面倒をみる」と腹をくくり、自立して老いて死ぬ覚悟である――。医者にかからない作家・曽野綾子氏と治療しない医者・近藤誠氏が説く、大量老年難民の時代を生き抜く心構え。
※本書は、2014年6月にKKベストセラーズより刊行された単行本『野垂れ死にの覚悟』に書き下ろし原稿を加え、再編集して新書化したものです。