2005.8.10 UP DATE
書店員さんの声スタート!
旭屋書店さん、紀伊國屋書店さんから『いかさま師』の感想をアップ
物語の根幹で重要な役割を果たすのが、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの絵。260年もの間、忘れ去られていた奇妙な画家。その素顔とは─。   


表紙/いかさま師
■定価:本体1700円+税
■ISBN:4-7966-4722-8
■2005年7月16日発売
タイトル/いかさま師
フランス絵画史最大の謎
ラ・トゥール畢生の名画を探し出せ!
あらすじ
ロレーヌ地方を旅していたときに、ラ・トゥールの絵に出会い、深く魅せられた明治の文学者、鷲沢絵林。彼は秘かに、数枚のラ・トゥールの絵を日本に持ち込む。後に画家となった彼の息子絖は、天才的な技量を持ちながらも、不遇のうちに自殺してしまう。ゴミ屋敷と化した鷲沢邸には、あるべきはずのラ・トゥールの絵がない。時価数億とも、数十億とも言われるラ・トゥールの絵は、どこに消えてしまったのか。絖に愛された母が、鷲沢家の絵の相続人に指名されたことから、主人公の紗貴は錯綜した人間関係に足を踏み入れることになる。愛を匂わせる敵対者、不実な顔を晒し始める恋人、幼い頃に自分を捨てた父。誰が敵で、誰が味方か? 男達に翻弄されながらも、紗貴は真実を追い求めて行く。
 

撮影/堀由貴子
「人はみんな心の中に、ダイヤのエースを隠し持っている」
本作の登場人物、エッジの言葉です。 贋作、オークション、科学的判定、価格。絵画にまつわるさまざまな謎 を織り込み、人間の裏を描いた、『いかさま師』は、そんな物語です。
柳原 慧(やなぎはら けい)
1957年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。
デザイン会社へ勤務後、独立。
2003年『パーフェクト・プラン』(宝島社文庫)にて
第2回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し翌年デビュー。
現在、株式会社ブレイン代表取締役。
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