2010年

30段広告

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  • 朝日新聞 朝刊 全国版
  • 石井原/アートディレクター
  • 前田知巳/コピーライター、クリエイティブディレクター
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広告意図

宝島社企業広告 今回のテーマは『明日に向かって跳ぶ。』です。
日本中から聞こえてくる「ため息」の数が、なかなか減りません。
昨年は政権交代という大きな変化があったにもかかわらず、国民のため息はますます深くなるばかり、といった感すらあります。
しかし実際に、それは何をもってのため息なのでしょうか?そこにはどうも、国民全体としてのネガな雰囲気、「病は気から。」的な部分が根っこにあるような気がしてならないのです。
確かに経済をはじめ、乗り越えるべき、打ち破るべき問題は山積みかもしれません。
しかし、悪いことばかりにとらわれる意識からは、それこそ「負のスパイラル」しか生まれないのではないでしょうか。
もちろん問題から目をそむけず治すべきところは治しながら、一方で自分たちの持つ、ほかの国にはない優れたポテンシャルを発見し、みんなで自覚し、そこから新しい希望やチカラを生んでいく。
メディア全般の姿勢が象徴しているように、どう考えてもいまの日本にはこの後半部分の意識が決定的に欠けていると思うのです。
そんな時代だからこそ、私たち宝島社は、人々が新鮮な明日へ向かって思わず動き出したくなるような、ポジティブ・パワーを読者にもたらすメディアでありたい。
「いろいろな意味で、私たちは世界でいちばん先を行く国で生きている。それだけ風を受けるのは当たり前。その風を突っ切って跳ぼう」。そういう思いを込めて、読んだ人たちみんなで前向きになれるメッセージ広告を目指しました。

制作スタッフプロフィール

石井原/アートディレクター
1969年生まれ。
アートディレクター。
博報堂を経て2005年、風とバラッドに参加。
主な仕事:宝島社 企業広告シリーズや世界初アルコール0.00%のビール、KIRIN FREEのコミュニケーションデザインを手がける。KIRIN NUDA/Levi's /PARCO/TOYOTA ISTの広告や井上陽水奥田民生「ダブルドライブ」/井上雄彦 Making of バカボンド「DRAW」のジャケットデザインなど。
朝日広告賞、毎日広告デザイン賞、東京ADC賞、日経広告賞など受賞。
前田知巳/コピーライター、クリエイティブディレクター
「団塊は、資源です。」「癌に教えられる」など宝島社の一連の広告をはじめ、シャープ「救うのは、太陽だと思う。」、キリンビール「親、子。人はつづく。」、ミスターチルドレン「HOME」などのコピーを手掛ける。

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