著者(現役小学校教師・親野智可等先生)の言う「親力」とは、子供を伸ばす親の総合力のこと。本書では、今すぐ日常生活で応用できる親子のコミュニケー ション法や、子供が自然に勉強好きになるアイディア(楽勉)など、著者が23年の教師生活で得た子供を伸ばす具体的な指導法を多数紹介。「テストの点が悪 い」「算数が苦手」「漢字が書けない」「集中力がない」「やる気がない」「子供が口をきいてくれなくなった」……などなど、親の皆さんの悩みを、親野先生 が解決します!! |
- 文庫化して、2008年09月05日に宝島社文庫『「プロ親」になる!』を発売しました。
目次
- 第1章 子供をやる気にさせるテクニック
●ストップウォッチで集中力を高める
●姿勢を良くして学力向上!
●カルシウムは脳神経を安定させて、学力を向上させる
●本物体験が子供を変える
●「読書」と「会話」で豊かな言葉の持ち主になる
●子供を伸ばす話の聞き方とは?
●親子の楽しい会話がもたらすものとは?
●学年末に1年間のがんばりや成長を振り返ることで、次の年へのやる気を育てる
●節目としての春休みを演出する
●親のための教科書活用法
●記念日のすすめ
●がんばっているところを映像で記録する
●褒めてから注意するか、注意してから褒めるか?
●お金や物で釣ると価値観がゆがむ
●担任の先生に我が子のよい面を伝え続けると、だんだんそうなっていく
第2章 楽勉のすすめ
【社会】
●ジグソーパズルで地理の楽勉ができる
●大河ドラマで歴史通になろう
●地球儀の不思議な魅力
【国語】
●「漢字指書き、1日1分!」を続ければ、漢字の天才になれる
●漢字しりとりで漢字のパーツに強くなる
【算数】
●分数のある生活で分数の壁を乗り越える
●算数の文章題を解くコツは、ズバリ、図を描くことである
【理科・社会】
●テスト前に社会や理科の教科書を音読すれば、断然有利
【理科】
●虫眼鏡は不思議世界への入場券
●星や星座を教えれば尊敬される
●プラネタリウムは最新の教育施設である
【全般】
●他の会社の教科書を読ませることの効果とは?
●他の会社の算数の教科書は、いい問題集になる
●あやとりには抜群の教育的効果がある
●なぞなぞは、言語連想能力を高める知的な遊びである
第3章 子育てを楽しむために
●熟した果実は自然に落ちる
●どの子もみんな、伸びたいと思っている
●しつけより愛情
●子供は大人の公平さをいつも吟味している
●それぞれの事情の中で、子供に向ける時間を増やす努力を!
●自分の子供だけ幸せにすることはできない
●「親力」を読むことの弊害とは?
●51パーセント主義で気楽になる
●子育ては、本当のところ、何が成功で何が失敗か誰にも分からない
おわりに――子育ての霧の中にいる皆さんへ