その街では、少しずつ何かが消えていく…… |
ふかわりょう初の新感覚小説 |
雑誌『smart』の人気連載に、書き下ろしの完結編を加え単行本化。
私が今までしてきたことや私の存在自体が突然消されてしまう
怖さと寂しさを感じました。 私は誰かに必要とされているのでしょうか? 不必要だと思えるものは本当にそうなのか? 心に問いかけたくなる一冊です。 中川翔子(タレント) |
「雄一さん、この名刺の裏に書いてある番号って、なんの番号ですか?」
「え、どれ? 090……? なんの番号だろう?」 「私もなんか妙な番号だなって思ってたんですけど……」 (第一章『消える街』第二話・「ケータイ」より) |
メンズファッション誌・smartで約1年間連載されたふかわりょう初小説が、書き下ろしの完結編を加え単行本化!
物語の舞台はどこにでもあるような平凡な街。その街から、ある日を境に少しずつ何かが消えていく……。魅力的な登場人物、テンポのよい会話、そして不思議な余韻と後を引くストーリー展開に、連載時にもハマる人続出!! 一話完結だった連載『消える街』に加え、連載で明かされなかった「街からモノが消された理由」、そして「消した正体」がついに明かされる、書き下ろしの『DSJ』を収録。 |