年中行事に込められた
「暮らしの知恵」を身につける
四季の折々を感じるヒント
目次
- <第一章> 春の歳時記
立春 旧暦の一年の始まり。春の訪れ
十六団子 田の神を迎える農業儀礼
ひな祭り 女の子の成長を願う桃の節句
花見 満開の桜の下、親睦を深める
<第二章> 夏の歳時記
大暑 一年で最も暑い季節の到来
夏土用 鰻で滋養をつけ、夏を乗りきる
蚊帳 蚊の侵入を防ぐ、古来よりの知恵
送り火 誤先祖の霊を、送る。
<第三章> 秋の歳時記
立秋 猛暑の中、秋の到来を告げる
酉の市 関東地方の師走の風物詩
月見団子 中秋の名物を楽しみながら
衣かつぎ 名月を楽しみながら旬をいただく
<第四章> 冬の歳時記
冬至 一年のうち、冬が最も短い一日
柚子湯 穢れを祓い、無病息災を願う
煤払い 単なる大掃除ではなく穢れや災害を祓う神聖な意味も
恵比寿講 商売繁盛の神様のお祭り
<第五章> 正月の歳時記
初日の出 太陽を拝み、新年の幸せを祈る
しめ飾り 家を不浄なものから守る装飾
おとそ 本来は悪鬼を祓うための薬酒
どんど焼き 正月飾りを焼いて祓え清めとする火祭り