日本のプロ野球界で、
これほど孤高にして凛たる野球人生があっただろうか。 両足のアキレス腱を手術しながら、 なお理想の打撃を追い求め続けたカープの前田智徳。 彼がついに2000本安打を達成した。 いまその感動をあなたに……。 |
表紙帯の写真はホームランを打ったあと、ホームベースに向かうときのものです。
ホームランを打ってもなお、「打ち方が悪い」「バットの返しが足りない」 と考えに考えているはずです。それが前田智徳です。 ファンはそんな前田智徳が大好きです。 この写真は、僕たちの目で見たとき、前田智徳そのものです。 (本文より) |
- 改訂し、文庫化して、2009年02月05日に宝島SUGOI文庫『前田の美学』を発売しました。
目次
- プロローグ
第一章 日本で最も美しい打者
第二章 悪夢。そしてどん底から這い上がる
第三章 前田は誤解されている
第四章 道を究める─勝負師
第五章 巧打者の系譜
第六章 ついにそのシーズンがやってきた
第七章 長い道のり
第八章 広島が赤く染まった日
第九章 サムライを育むチーム
第十章 なぜブラウン監督はベースを投げたのか
第十一章 原点の甲子園
第十二章 前田流の生き方
エピローグ
前田智徳・年度別打撃成績
あとがき