日本語の難問

目次

• Ⅰ　発音から文法まで「くめどもつきない日本語の謎」
  　Q1　「さて」と「ところで」はどう使い分ける？
  　Q2　「形容動詞」は、どうして「動詞」という語が付いているの？
  　Q3　「北朝鮮」を「ほくちょうせん」でなく「きたちょうせん」と言うのはどうして？
  　Q4　島崎藤村『破戒』の「威猛高」は「威丈高」の間違い？
  　Q5　連濁になるのはどんなとき？
  　…ほか
  
  Ⅱ　動詞の類似表現「動詞はなかなか難しい！」
  　Q 37　「おじいさんとおばあさんがありました。」は間違い？
  　Q 38　「余る」と「残る」はどう違う？
  　Q 39　「言う」「云う」「話す」「語る」「しゃべる」「述べる」の違いは？
  　Q 40　「受ける」と「もらう」はどう違う？
  　Q 41　「そう思います。」と「そう考えます。」は同じ？
  　…ほか
  
  Ⅲ　名詞の類似表現「名詞の違いって何！」
  　Q 53　「気分」と「気持ち」はどう使い分ける？
  　Q 54　「興味」と「関心」はどう違う？
  　Q 55　「今回」と「今度」はどう違う？
  　Q 56　「コンディション」と「調子」はどう違う？
  　Q 57　「辞書」と「辞典」はどちらが一般的？
  　…ほか
  
  Ⅳ　形容詞・副詞の表現「形容詞・副詞は奥が深い」
  　Q 70　「大きい」と「大きな」の違いは？
  　Q 71　「得意だ」と「上手だ」の使い分けは？
  　Q 72　「いろいろ」と「さまざま」の使い分けは？
  　Q 73　「大事にする」と「大切にする」はどう違う？
  　Q 74　「すごいうれしいです。」と言えるの？
  　…ほか
  
  Ⅴ　助詞・助動詞の表現「助詞・助動詞には日本語の性質が垣間見える」
  　Q 85　「～に会う」と「～と会う」をどう使い分ける？
  　Q 86　「に」と「へ」はどう違う？
  　Q 87　「で」と「にて」はどう違う？
  　Q 88　「から」と「ので」はどう使い分ける？
  　Q 89　「て」と「し」はどう使い分ける？
  　…ほか
  
  参考文献
  あとがき
  索引
  

宮腰 賢(みやこし まさる) プロフィール

東京学芸大学名誉教授。『旺文社全訳古語辞典』『旺文社全訳学習古語辞典』の編者として知られる。東京学芸大学では国語学の担当。成績評価は厳しいものの話題の豊富さと語り口のさわやかさで、学生・留学生に親しまれた。大学生活協同組合連合会の教員理事として全国規模の読書推進活動に尽力し、学校図書の小・中・高の国語科の教科書編修に参加した。
1938年3月、東京は板橋の生まれ。国民学校一年のとき、北海道上川郡多寄村に疎開、高校卒業まで北海道で過ごす。東京学芸大学卒業後、東京都の中学校、高等学校に勤務の後、1972年、東京学芸大学にもどる。学生部長、附属小金井小学校校長、併任。2002年3月、定年退官。著書に『まゐる・まゐらす考』（桜楓社）、『子どもの語彙を豊かにする指導』（国土社）、『大人の漢字再入門』（インデックス・コミュニケーションズ）、『日本語の難問』（宝島社）などがある。

宮腰 賢 の他の作品

• セクシーな日本古典文学