このせちがらい世の中で誰よりも自由に生きる

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著者：湯浅邦弘
発売日：2015年9月18日
価格：1,320円(税込)

判型：四六判
ページ数：223P
ISBN：978-4-8002-4569-4

頑張らない
欲張らない
ひけらかさない
あえて何もしない

対話形式で「老荘思想」を学ぶ

この世の中で自由に生き抜いていくにはどうすればいいのか。そんな哲学的な問いに答えていきます。日本人に身近な「禅」の思想にも影響を与え、哲学の本流である西洋でも衝撃を伴いながらも大いに受け入れられた「老子」「荘子」の思想。本書は、この難解といわれている老荘思想を、現代を生きる人に届けるために、老人と主人公の男の対話形式でわかりやすくまとめた一冊となります。
物語は、悩みを抱える主人公の男が、寂れた酒場で老人と出会うところから始まります。その老人が教えてくれる老荘思想を、反発しながらも徐々に学んでいく男。老荘思想という哲学の世界は、主人公の人生の道しるべとなってくれるのか。

湯浅邦弘(ゆあさくにひろ) プロフィール

1957年、島根県生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。博士（文学）。北海道教育大学講師、島根大学助教授、大阪大学助教授を経て、2015年現在、大阪大学教授。著書に『入門老荘思想』『軍国日本と「孫子」』（ともにちくま新書）、『諸子百家　儒家・墨家・道家・法家・兵家』『菜根譚　中国の処世訓』（ともに中公新書）など多数。