「いじめ」「不登校」「暴力」……。
学校生活になじめない中学生が急増中!?
なぜトラブルは中学1年生から起こるのか?
その原因は中学校進学前の過ごし方にあった!
中学生を中心としたいじめ・自殺関連の事件が後を絶ちません。近年、このような事件の重大要素であり、いじめや不登校の原因とされる「中1ギャップ」という言葉が注目されています。「中1ギャップ」とは、現代における子どもの心身の発達時期が従来の義務教育の学校区分や学校制度と必ずしも適合していないことで生じる心身のギャップのことで、本書は、「中1ギャップ」が本当に存在するのかという問題をはじめ、学校制度の問題や小・中連携、小中一貫教育の取り組み方などを考察しています。また、学校側だけでなく、日常生活において親が子に対してどのように接すれば問題なく成長していくのかについても発達心理学の面から解説します。