談志の遺言

人生の本質に迫る名言

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著者：立川談志／監修吉川潮
発売日：2016年11月14日
価格：1,430円(税込)

判型：四六判
ページ数：218P
ISBN：978-4-8002-6190-8

「幸福の基準を決めよ」
没後5年――
家元・談志が遺した
魂を揺さぶる“辛口”名言130選

「芸人だろうが、芸術家だろうが、タレントでもかまわない。『立川談志』であるのだから、それでいい」。2011年11月の死没から5年、落語界の中興の祖、立川流家元7代目談志が語録で再び降臨。高座で学んだ人生の金言、厳しくも愛情溢れる弟子育ての名言、世相を家元流にぶった切る放言など、談志が放った珠玉の言葉を厳選しました。貴重な写真とともに、味わい深い談志節で綴る、人生に効く言葉が詰まった一冊です。

立川談志(たてかわだんし) プロフィール

1936年生まれ。落語家、落語立川流家元。本名、松岡克由（まつおか・かつよし）。子どものころから寄席に通い、落語に熱中する。16歳で5代目柳家小さんに入門、前座名「小よし」。18歳で二つ目となり「小ゑん」に改名。27歳で真打に昇進し、「7代目立川談志」を襲名する。1971年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選、1977年まで国会議員をつとめる。1983年、真打制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる。2011年11月21日逝去、享年75。『現代落語論』（三一書房）、『新釈落語咄』（中央公論新社）、『談志人生全集』全3巻、『談志百選』『立川談志遺言大全集』全14巻（以上講談社）など著書多数。

吉川潮(よしかわうしお) プロフィール

1948年生まれ。大学卒業後、放送作家、ルポライターを経て演芸評論家に。1980年、小説家としてデビュー。芸人や役者の一代記のほか、数々の辛口エッセイで世間を騒がせる。1997年に『江戸前の男春風亭柳朝一代記』で新田次郎文学賞、2005年に『流行歌西條八十物語』で尾崎秀樹記念･大衆文学研究賞受賞。立川談志との共著『人生、成り行き談志一代記』、談志の晩年を描いた『談志歳時記名月のような落語家がいた』（以上4作すべて新潮社）など著書多数。