懐かしさと切なさが胸にこみあげてくる１冊です。
１９７０年代はフォークソングや歌謡曲の全盛とともに、若者が音楽とその青春を謳歌していた時代です。あらためてその時のヒット曲の歌詞を見つめ直してみると、貧しいけれど幸せだった若い二人の恋物語を歌った南こうせつとかぐや姫の「神田川」や、都会に出て行く期待と不安、故郷への想いを綴ったチュー リップの「心の旅」、恋の終わりのせつなさと苦しさを訴えた中島みゆきの「わかれうた」など、歌詞がその時代背景を象徴するかのように見事なまでに表現さ れています。
本書ではそんな７０年代のフォークソングや歌謡曲の代表曲５０曲を１曲につき２ページで素敵な写真とともに紹介しています。歌が生まれたいきさつやエピソード、そして今でも買えるＣＤ情報も紹介しています。
この本をながめることで、７０年代に青春時代を過ごした人なら誰もが口ずさみたくなり、その懐かしさ、ほろ苦さ、初恋などの想い出を蘇ることができます。自分が愛する人や親へのプレゼントとしても最適な１冊だと思っています。
