透ける魚類、両生類、は虫類……
チョウザメ、シギウナギ、デメキン、ミドリガメ、ヒラメ、
ウシガエル、アジの開き、アカエイ、セミの抜け殻 ほか
新聞、TVなどでも話題の透明標本を用いたビジュアル大図鑑!骨を浮き上がらせ、筋肉を透明にしてしまう現代科学の最先端。芸術的にも評価が高い美しい造形は、見るものを今までにない感覚に誘います。本誌では、100以上の美麗な透明標本を用いて、いきものの「暮らし」「食べ物」「生態」を大図解します。
編集協力:岩見哲夫(東京家政学院大学 教授)
標本製作:有川祐介、岩見哲夫、平林民雄
※標本はグリセリンに入れた状態などで撮影をしています。写真によってはグリセリンによるゆらぎで像の変形や泡がある場合があります。
※標本によっては、ヒレやヒゲなどに製作過程で発生した多少の破損があるものもあります。
※標本によっては、完全に染まりきっていなかったり、青もしくは赤のみで着色しているものもあります。
※標準和名、学名など本誌で紹介している情報等は、2009年9月現在のものです。
目次
- ようこそ! 透明標本の世界へ
ここが見所! 透明標本の見方
お魚生息域解説MAP
chapter1 サンゴ礁・岩礁の世界
ヘンなかたち
プテラポゴン・カウデルニィ、オオモンハタ、ハタタテダイ、ヘコアユ
おクチがキュート
アケボノチョウチョウウオ、ムラサメモンガラ、フエヤッコダイ
カラフル!
ニシキテグリ、チョウチョウコショウダイ、アヤコショウダイ、サラサハタ、ルリヤッコ
住まいは岩礁
ヒカリイシモチ、クロソイ、テンジクダイの仲間
chapter2 砂地の世界
体は薄いが、味は深い
アカグツ、アカエイ
右か左か、カレイかヒラメか
クロウシノシタ、ヒラメ、ヌマガレイ
丸っこいキュートな姿
トラギス、カエルアンコウ、イソハゼ
chapter3 藻場の世界
敵の目をあざむく(1)
カミソリウオ、イソバテング
敵の目をあざむく(2)
ヨウジウオ、タツノオトシゴ
チャームポイントは上半身にあり
ウバウオ、アミメハギ
chapter4 深海の世界
闇の世界
ザラガレイ、フジクジラ
暗黒世界
シギウナギ、ムネエソ
chapter5 汽水・淡水の世界
河川上流~中流にかけて
ハナカジカ、ウナギ、アカザ
中流にて
アユ
海へと続く下流
ウキゴリ、ウグイ
…ほか
chapter6 観賞用熱帯魚の世界
アジア(1)
トランスルーセントグラスキャットフィッシュ、イエローパンチャックス、ミドリフグ、キッシンググラミー
アジア(2)
ドワーフグラミー、ゴールデンデルモゲニー、クラウンローチ、ベタ
中南米(1)
タイガーショベルノーズキャット、ソードテール、ブラントノーズガー、エンゼルフィッシュ、プラティ
…ほか
chapter7 両生類・は虫類・ほ乳類の世界
カエル(両生類)
ニホンアマガエル、ウシガエル
サンショウウオ(両生類)
メキシコサンショウウオ、エゾサンショウウオ
カメ(は虫類)
クサガメ、ミシシッピアカミミガメ
ネズミの仲間 (ほ乳類)
チャイニーズハムスター、ラット
GALLERY
プテラポゴン・カウデルニィ
クロデメキン、リュウキン
アブラゼミの抜け殻
…ほか
Mini Gallery
(1)Funny Face自慢
(2)とある日のメダカ
(3)光と闇の世界
…ほか
SPECIAL ISSUE
column
(1)魚のヒレ図解
(2)ホントはえらいぞ透明標本
(3)神経が見える透明標本
特別授業 透明標本で生態観察
(1)魚の個性は体型に現われる!?
(2)ヒレでわかる進化の系譜
(3)うきぶくろと骨の深い関係
こんなのつくってみました
(1)水のなか編
(2)虫編
(3)セミ編
透明標本への諸注意
巻末付録 もっと知りたい透明標本
科学で解説 透明標本
透明標本の魅力
透明標本10の質問
研究者が教える透明標本の観察術
脊椎動物の進化 ミニ・ヒストリー
アゴの骨が起こしたエポックメイキング
おわりに。