漫画だから、より面白くて、わかりやすい
大ロングセラーの『読むだけですっきりわかる日本史』がマンガになりました。監修はもちろん後藤武士先生。マンガよりも面白い文章を、マンガがより面白くしちゃいます。文章だとどうしても読む気になれない……という方でも、マンガだからとってもわかりやすく日本の歴史の流れが理解できます。後藤先生の超口語体はマンガになっても健在。今回は源平合戦から関ケ原まで。合戦もマンガだから文字にはない大迫力。面白くて、わかりやすくて、大迫力の一冊です。
目次
- 平安時代 ヒールから大河の主役へ
武士の時代の始まり、武力を持った貴族、平清盛
鎌倉時代(1) 実はお飾り? 源頼朝
出自とルックスを武器に幸運を!
鎌倉時代(2) 承久の乱は日本史上のエポックメイキング
立てよ御家人! 幕府はぬしらの力を欲しているのだ!
平安時代中期~鎌倉中期 刀伊の入冠と元冠 国防軍としての「武士」の姿
およそ千年前から続いている領土侵略
室町幕府(1) 玄人さん向け個性派集合 足利家の面々
室町幕府で名を馳せた将軍
室町幕府(2) 玄人好みの足利将軍
シスコンが招く戦国時代、さまざまなニックネームの将軍たち
戦国時代(1) 戦国大名なんていない?
型にはまらず突き進む覇者たち
戦国時代(2) 不思議な不思議な関ヶ原
歴史を追えば追うほど不自然な戦争だった
源平時代
源平時代年表
コミック『平清盛』 (横山アキラ)
原氏・平氏の主な人々 ドラマや小説がグッと楽しくなる重要人物
武士の成り立ち 戦を職業とする軍事貴族が強大化した
保元の乱・平治の乱 平氏の栄光は源氏を破って勝ち取った
平家にあらずんば人にあらず 全盛期を迎えた平氏一門
平氏から源氏へ 源氏のリベンジで平家が滅亡
平安文化 日本特有の国風文化の成立
鎌倉時代
鎌倉時代年表
コミック『尼将軍 北条政子』 (比古地朔弥)
義経のその後 兄、頼朝の考えが理解できなかった弟
鎌倉幕府の仕組み 頼朝政権と北条執権政治
承久の乱 頭角を現す鎌倉武士時代
北条氏全盛の時代 より強大になる執権、得宗の政治
鎌倉時代の文化 武士の影響が大きい力強い文化
コミック『蒙古襲来と鎌倉武士』 (梅澤誠)
元と東アジア情勢 果敢な遊牧民族モンゴルの出撃
討幕勢力の蜂起〔元冠の影響〕 得宗専制政治と武士社会の衰退
鎌倉幕府滅亡 武士の不満と、朝廷の内乱が災いした
新仏教 鎌倉新仏教の登場
室町時代
室町時代年表
コミック『室町時代 足利将軍とその時代』 (壬生ロビン)
後醍醐天皇、足利尊氏と新田義貞 鎌倉幕府崩壊から室町幕府成立まで
室町幕府の仕組み 財源は「年貢から税金へ」の時代の始まり
足利将軍家の衰退 下克上と貴族化した将軍たちが幕府を滅ぼした
応仁の乱 誰一人トクした者のいない虚しい戦
人々の暮らし 農民や商人が力をつけ自立した時代
北山文化・東山文化 現代の日本文化に受け継がれる、室町時代の美意識
その他、室町時代の文化 様々な階層の文化が融合し、日本国有の文化に
戦国時代の幕開け 討たれたら討ちかえし、討ったら討たれる
戦国・安土桃山時代
戦国・安土桃山時代年表
コミック『信長と秀吉』 (田中顕)
戦国大名たち 機をみるに敏で武力があれば一国一城の主に
南蛮貿易 世界が「鉄砲と十字架」をもって来日
織田信長の政策 日本の王をめざした革命家の旗印は「天下布武」
豊臣秀吉の政策 時代が選んだ天下統一の立役者
関ヶ原の合戦~江戸時代
関ヶ原の合戦 江戸時代年表
コミック『関ヶ原合戦』 (木村直巳)
関ヶ原の戦い 戦後処理の目的は豊臣家を徹底的につぶすこと
大坂冬の陣・夏の陣 外堀を埋められた豊臣側は赤子同然
豊臣家滅亡 徹底抗戦を選んだ豊臣秀頼と淀殿
江戸時代へ 「幕藩体制の確立」 長期政権維持の秘密兵器は大名の配置と取締法
あとがき