別冊宝島2393　肉筆春画の世界

贅沢な顔料と精緻な技法で描いた豪華な一点もの芸術

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著者：早川聞多監修
発売日：2015年9月28日
価格：1,529円(税込)

判型：A4変型
ページ数：111P
ISBN：978-4-8002-4594-6
雑誌：66096-83

本邦初公開の秘蔵作品を収録
狩野山楽・英一蝶「鶺鴒巻」、
歌川豊春「艶画拾貳図」、歌川国貞「金瓶梅」

大英博物館と永青文庫
春画展の出品作も含め90点掲載

「肉筆」とは「浮世絵版画」と区別して、浮世絵師が自らの筆で直接絵絹や紙に描いた浮世絵のこと。多くの浮世絵作品が版画の刷り物として残っていますが、肉筆画は一点もので大変貴重なものであるだけでなく、色鮮やかで精緻な描きこみは、版画とは比べものになりません。本誌は2013年に大英博物館で展示されて大きな話題を集めた肉筆春画を中心に、葛飾北斎、喜多川歌麿らの木版春画の優品を紹介。あわせて、春画の見方や歴史についても解説します。

早川聞多(はやかわもんた) プロフィール

国際日本文化研究センター（日文研）名誉教授。専門は美術史学、文化史学。与謝蕪村の研究、浮世絵・春画の研究で名高い。400点以上のコレクションをもつ日文研の春画プロジェクトの推進者。著書は、『春画―秘めたる笑いの世界ヘルシンキ市立美術館／浮世絵春画展』（共編著／洋泉社）『春画のなかの子供たち』（河出書房新社）『春信の春、江戸の春』（文春新書）『春画の見かた10のポイント』（平凡社コロナ・ブックス）など多数。