わずか5千人ほどの
旧石器時代人が、
現代日本人になるまで
身体の違いは生活習慣と
社会構造の変化によるものだった
■大きく高い鼻とエラが張り出した顔の縄文人
■貴族と庶民で身長が10センチも違った古墳時代人
■歴代日本人で最も低身長だった江戸時代人
発掘された人骨から、当時の人々の姿形や暮らしを明らかにする「骨考古学」。その第一人者である片山一道氏監修のもと、「現代人は異形である」「一番小さい日本人は江戸時代人」など、最古の日本列島人・旧石器人から現代人までの身体的特徴をビジュアル満載で解説。また、歴史学に根強く残る通説を否定し、「縄文人は渡来しなかった」「弥生人顔は存在しない」といった骨考古学の最新研究を明らかにしていきます。
※本誌は、『骨が語る日本人の歴史』(ちくま新書)の内容を展開して編集しました。