知れば、人に教えたくなる
知れば知るほど深みにはまるオペラの快楽へ、あなたを誘う本
いいオペラには、魂をさらわれてしまう
【上巻内容】
第一部(総論)どこからでもオペラ
オペラはオペラ/オペラはアリア/アリアのイタリア
第二部(各論)オペラが待っている
最高のドラマ(ヴェルディ)/カンティレーナとコロラトゥーラ(ベッリーニとドニゼッティ)/最高のグルメ(ロッシーニ)/真実の瞬間(モーツァルトその1)/封印された宝(ヘンデル)/歌劇の創出とアリアの錬金術(モンテヴェルディから始まる)/王は楽しみパリは論争を(フランス・オペラその1)/より民衆的に、より倫理的に(モーツァルトその2、ワーグナー以前のドイツ・オペラ)
オペラとは何か? どういうオペラがあるのか? そして、オペラはどのように歌い演じられてきたのか? また、聴き手はオペラをどう受けとめてきたのか? 本書は以上の問いにまとめてこたえた、壮大な試みだ。初心者にとってはまたとない入門書であり、オペラ愛好者にとっても「通」になるための格好の案内書である。単行本刊行後15年以上の歳月を経て、ついに上下巻の文庫版で登場!
本書は1992年8月にJICC出版局(現在の宝島社)より刊行された『オペラの快楽』を文庫化したものです。文庫化に当たって上下巻の分冊とし、最小限の加筆訂正をおこないました。
目次
- 宝島社文庫版まえがき
第一部 どこからでもオペラ
1 オペラはオペラ
2 オペラはアリア
3 アリアのイタリア
第二部 オペラが待っている
1 最高のドラマ
ヴェルディ
2 カンティレーナとコロラトゥーラ
ベッリーニとドニゼッティ
3最高のグルメ
ロッシーニ ・・・ほか
原本あとがき
宝島社文庫版あとがき
索引