「拉致」を喰いモノにし北朝鮮利権を貪る者たち
テロ支援国家 指定解除!
なぜ日本は金正日のワナにはまったのか!?
今度こそ負けるわけにはいかない!
2008年6月、アメリカは北朝鮮に対するテロ支援国家の指定を解除することを発表した。置き去りにされ、解決の糸口が見えないままの拉致問題。日本はいつ、どこで、どう間違えたのか。本書では日本国内の政治家、外務省、支援団体、メディアがいかに金正日の二重外交、世論操作に踊らされ、日朝交渉を敗北に導いてしまったかを検証する。国交正常化を前提にした利権漁りの実態を暴く!
執筆者紹介
アオキエイイチ(あおき・えいいち)/青木直人(あおき・なおと)/稲垣武(いながき・たけし)/ウラジミール(Vladimir)/北野邦夫(きたの・くにお)/高恩慶(こう・おんけい)/重村智計(しげむら・としみつ)/承山京一(しょうやま・きょういち)/野村旗守(のむら・はたる)/三浦小太郎(みうら・こたろう)
この商品は、2004年11月01日に発売された、別冊宝島Real『別冊宝島Real062 日朝交渉「敗因」の研究 北朝鮮利権の真相2』を改訂し、文庫化したものです。
目次
- 文庫版まえがき
文庫版特別対談!
重村智計(早稲田大学国際教養学部教授)
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増元照明(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長)
PART1 国交正常化利権と北朝鮮処分のゆくえ
【北朝鮮地下資源を追え!2008】
世界中の視線が集中する「ホットな投資対象」北朝鮮
【虚妄の日朝「戦後補償」利権】
四十年前の「日韓経済協力」から占う、日朝「一兆円」賠償ビジネスの行方!
【“北朝鮮処分”に動き出した米中】
「台湾独立阻止」と引き替えに「金正日」を売った中国!
PART2 北朝鮮謀略外交と日本国内の問題
【日朝平壌宣言の様々な問題点を再考】
日朝平壌宣言の呪縛 日本はまずこの売国宣言を破棄せよ!
【金正日の攪乱戦術】
小泉・官邸も踊った「嘘」(ディスインフォメーション)と「はったり」(ブラフ)の研究
【国民運動の蹉跌】
「救う会」が大変!やはり明るみに出た「組織とカネ」、そして「国家主権と右翼」の問題 ・・・ほか
PART3 報道バブルの罪と罰
【検証!拉致報道】
朝日、毎日、TV報道・・・・・・北に飲み込まれた小心メディアの打算と怠慢を糾す!
【「スクープ!」という名のマスコミ利権】
TVの「北朝鮮衝撃映像」に脱北者たちが大ブーイング!
【これは報道の自殺行為だ!】
総聯への放送料支払いは「報道の自由」放棄だ
執筆者紹介