日本人はどこからやって来て、日本人になったのか?
「形態人類学」「植物遺伝学」「民族学」「自然人類学」「歴史地理学」などの
幅広い分野からアプローチ!
「日本人はどこからやって来たのか?」。これをテーマに各分野の第一人者が解説する。「形態人類学」「植物遺伝学」「民族学」「自然人類学」「歴史地理学」「人類進化学」等々の幅広いジャンルから分析。ここまで幅広いジャンルから言及された本はいままでなかった。日本人の起源を探る決定版がついに文庫化。
いままでの常識を覆す日本人のはじまり。あなたは本当の日本人のルーツを知って驚くだろう。
いままでの常識を覆す日本人のはじまり。あなたは本当の日本人のルーツを知って驚くだろう。
主な取材者&筆者紹介
小熊英二(おぐま・えいじ)/馬場悠男(ばば・ひさお)/松村博文(まつむら・ひろふみ)/佐藤洋一郎(さとう・よういちろう)/武内孝夫(たけうち・たかお)/小泉格(こいずみ・いたる)/佐々木高明(ささき・こうめい)/尾本惠市(おもと・けいいち)/千田稔(せんだ・みのる)/小山修三(こやま・しゅうぞう)/鈴木隆雄(すずき・たかお)/宝来聰(ほうらい・さとし)/田島和雄(たじま・かずお)/徳永勝士(とくなが・かつし)
小熊英二(おぐま・えいじ)/馬場悠男(ばば・ひさお)/松村博文(まつむら・ひろふみ)/佐藤洋一郎(さとう・よういちろう)/武内孝夫(たけうち・たかお)/小泉格(こいずみ・いたる)/佐々木高明(ささき・こうめい)/尾本惠市(おもと・けいいち)/千田稔(せんだ・みのる)/小山修三(こやま・しゅうぞう)/鈴木隆雄(すずき・たかお)/宝来聰(ほうらい・さとし)/田島和雄(たじま・かずお)/徳永勝士(とくなが・かつし)
本書は1998年1月に洋泉社より刊行した洋泉社MOOK『逆転の日本史・日本人のルーツ・ここまでわかった!』を書籍化した『日本人のルーツがわかる本』(1999年3月発行)を改訂し、文庫化したものです。
目次
- まえがきにかえて(文庫版)
プロローグ 日本人の“ルーツ探し”一三〇年の歴史をたどる!
第一章 [形態人類学]からのアプローチ
【骨と骨格】縄文顔と弥生顔から日本人のルーツを探る!
【歯】歯の裏側が平らなら縄文系・シャベル状なら弥生系
第二章 [植物遺伝学]・[動物考古学]・[微古生物学]からのアプローチ
【米】日本列島に最初に「稲作」を持ち込んだのは縄文人だった!
【動物】弥生人はイヌやブタを本当に連れてきたのか!?
【自然環境】六万年前から三万年前の氷河期に最初のヒトが列島に姿を現した!
第三章 日本人のルーツ――[民族学]・[自然人類学]・[歴史地理学]はどう見るか
【徹底討論】ここまでは言える日本人と日本文化の起源
第四章 [民族考古学]・[古病理学]からのアプローチ
【人口】縄文晩期の人口の減少、弥生期の人口の大爆発は何を意味するのか?
【病気】縄文人は新顔の「感染症」によって潰滅的な打撃を受けていた!
第五章 [人類進化学]・[民族疫学]・[免疫遺伝学]からのアプローチ
【ミトコンドリアDNA】ジャワ原人は日本人の遠い先祖ではなかった!
【ATLウイルス】南米インディオと現代日本人の一部は共通の先祖を持っていた!
【HLA遺伝子】弥生人には別ルートをたどってやってきた四つのグループがあった