子どもの「学ぶ力」を育む、辞書引き学習法の決定版!
現在の小学校教育では3~4年生の段階で国語辞書の引き方を指導している。それを小学校1年生の段階からスタートすることで、子どもの学力を飛躍的に伸ばすのが「辞書引き学習法」。本書はこの学習法を教育現場に取りいれ、それが有効であることを証明した現・立命館小学校校長、深谷圭助氏による「辞書引き学習法」の解説書。子どもに「自学」の精神を身につけさせたい人必読の一冊。
この商品は、2008年02月22日に発売された、書籍『なぜ辞書を引かせると子どもは伸びるのか』を改訂し、文庫化したものです。
目次
- はじめに
第1章 なぜ「勉強」をするのか
辞書引きを始める前に知っておきたいこれだけのこと
○「勉強」することの意味を考える
「勉めて強いる」は本当の勉強か/受験そのものが人生最大の目標になっている現状
○勉強に対するモチベーションをどこに持たせるか
勉強を頑張ることが将来の保証にはならなくなった/学校教育の質は変化している/勉強に対するモチベーションを変えよう
○「勉強」の概念を変えてみよう
「勉強」をやめて「学び」をしよう
○「思い込み」と「自分を信じること」が成長の鍵
自分を客観的に見る力をつけた子どもは強い/「学ぶ」ことは「生きる」こと
第2章 辞書を引く子どもは伸びる
子どもの“知りたい意欲”はこうして引き出す
○国語力はすべての学力の基礎になる
国語教育から学ぶこと
○国語力は「日本人」として生きていく基本の力
言語の四機能/辞書を手がかりにして日本語を吟味する
○子どもの知的好奇心を大切にするのが辞書引き学習法
疑問に思ったら辞書を引く習慣をつける
○辞書を持つこと=常に学ぶ姿勢を持ち続けていること
教科の枠組みにとらわれていては子どもの知性は伸びない
○辞書引きによって身についた力は勉強に限らず、仕事、恋愛、すべての基礎になる
「辞書引き学習法」の二つの側面/一年生からでなければならない理由/ さまざまなことから「真似ぶ」ことが重要/ひらがなが読めれば辞書は引ける!/ 学習指導要領では辞書を使うのは三年生から/日本語だからこんなに速く辞書が引ける!
・・・ほか
第3章 すべての「辞書」は子どもの教材
効果的な「辞書引き」のテクニックを知る
○国語辞典の使い方
国語辞典ってどんな辞書?/国語辞典ってどういうときに使うもの?
○国語辞典を引いてみよう
「心」という言葉を調べるときは……
○漢字辞典の使い方
漢字辞典ってどんな辞書?/漢字辞典ってどういうときに使うもの?
○漢字辞典を引いてみよう
「海」という漢字を調べるときは……
○和英辞典の使い方
和英辞典ってどんな辞書?/和英辞典ってどういうときに使うもの?
・・・ほか
第4章 辞書引き学習法、その驚異の実力
子どもを伸ばすために親がしてあげたいこと
○「辞書引き学習法」これを使えば効果抜群!
付箋の使い方/「はてな帳」の使い方/辞書にも「間違い」がある
○電子辞書・パソコンの辞書の活用法
電子辞書は携帯用に最適/電子辞書でローマ字変換に慣れる
○「辞書引き学習法」がもたらしたもの
教え子・O君の事例
第5章 学ぶ楽しさを知った子どもはすごい
辞書引きを通じて子どもに感じてほしいこと
○辞書引きこそが自学への近道
学ぶことの真の意味/型にはめられた教育にうんざりしている子どもたち/学びの面白さを身につけるために
第6章 いざ、辞書を片手に
親子で実践したい辞書引きドリル集
おわりに