裏モノ屋の錬金術、保通協の内部事情、
黒幕たちの実態、開発者と情報漏えい……
「オマエなあ、遠隔は調べたらアカンぞ」
――著者が見たパチンコ業界の深部――
約15年間、パチンコ業界を渡り歩いてきた著者が、業界内で体験、見聞きしたエピソードを綴り、業界の「リアルな姿」を開陳する!! 裏モノ屋やカバン屋の実態、遠隔操作というタブー、メーカー社員の金満ぶり、ホールの経営実態、業界紙誌のたかり体質、まことしやかに語られる黒幕たちの実態……20兆円産業に巣くう魑魅魍魎をリポートする。
目次
- 序章 誰がパチンコをダメにしたのか?
紳助ショックとパチンコ業界
カジノ法案と換金問題
加速する業界の二極化
演出過剰で意味不明!?
コンテンツ依存の弊害
…ほか
第一章 「裏モノ」物語 ~香ばしき業界アンダーグラウンド~
業界紙の「指名手配」と「絶縁状」
お車代の相場は10万円
業界紙記者の「取材」
「Bモノ」との出会い
販売業者が“改造”を依頼した理由
…ほか
第二章 黒幕が行く!! ~業界「ウワサ」の真相~
さまざまな参入障壁
平沢勝栄がやったこと
二人の大物フィクサー
「保通協」は諸悪の根源なのか?
「フィールズ」の凄さ
…ほか
第三章 伝説の男 ~名物社長と警察の奇想天外~
保通協と警察
型式試験制度にメスを入れた男
「高砂」の名物創業者
高砂創業者が遺した財団
警察とパチンコ
…ほか
第四章 パチンコマネーの行方 ~20兆円のウラ側~
売り上げは高いが利益率が低い
1日1台5000円の粗利益
倒産した販売会社社長の“選曲”
約束不履行は「倍払い、3倍払い」
遊技機メーカーが見た地獄
…ほか
終章 パチンコが日本を救う!?
震災とパチンコ業界
被災地での好景気の意味
※表記について 通常、「パチンコ」とカタカナ表記することがメディアでは一般的ですが、法律では「ぱちんこ屋」「ぱちんこ遊技機」など、ひらがな表記をしています。本書の本文では、法律用語に倣い「ぱちんこ」とひらがな表記で統一しています。ご了承ください。
※本文中は一部敬称を略しています。