「日本がギリシャになる！」は
経済を知らない馬鹿の妄言！
新聞やテレビを見ると、日本が破産する気に
なりませんか？ 果たしてそれが真実かどうか。
この本に詳しく書いてあります。
（経済評論家 勝間和代）
解決できる！
日本の未来は明るい
震災復興のため、政府は増税を公言しています。そして、その一方で、増税しなければ、日本が破産してしまうと宣伝しています。本当にそうなのでしょうか。日本政府には650兆円もの資産があり、借金と相殺すれば、せいぜい借金は多めに見積もっても300兆円ぐらい。GNPの半分程度です。ぜんぜん日本が破産することなどありません。増税するための口実でしかないのです。その真実を上念氏が徹底的に明らかにします。
この商品は、2010年10月16日に発売された、書籍『日本は破産しない！』を文庫化したものです。
目次
- 文庫版巻頭言
はじめに ～日本は破産しません～
第1章 「国家破産」に騙されるな
国家破産は怖くない ――実は明確な定義すらない国家破産――
「国家破産」は「ノストラダムスの大予言」並みのトンデモ話
アルゼンチンはなぜ破綻したのか？
無理やり破産させようとしても、逆に日本経済は復活してしまう
不安を煽るとカネになる ――国家破産を煽って実利を貪る人々――
「非常時だから」というセリフに弱い日本人
国家破産を煽るのは「増税」するため!?
国の帳簿は「複式簿記」で見なければならない
騙されないために、複式簿記の仕組みを理解する
日本のバランスシートをチェックする
…ほか
第2章 国家破産論への反駁
反駁その1 「日本国債は世界の市場から見放されるのか？」
市場関係者のポジショントークに付き合う必要はない！
国債の価格と金利は絶対に負の相関関係にある
日本国債の安全性は世界最強
日本人は日本国債を無理やり買わされているのか？
ホームカントリーバイアスを助長する、もうひとつの要因
反駁その2 「日本の借金は深刻な状況なのか？」
日本国全体には268兆円もの純資産がある
「政府の負債」は「国民の資産」に
日本は世界最大の対外債権国
反駁その3 「日本はギリシャのようになってしまうのか？」
「日本がギリシャみたいになったら大変だ」と騒いでいた菅元首相
日本が絶対に真似できない、ギリシャの“すごさ”
まともに税金を払わない国
ギリシャ危機はなぜ発生したのか
ギリシャ問題の楽勝な解決策とは？
第3章 今すぐデフレを脱却せよ！
デフレこそ、日本経済低迷の元凶だ
不安の正体を明らかにし、国家破産論を乗り越える
10年以上物価が下がり続ける異常な国
デフレ発生のメカニズム
日銀と政府の的外れな金融政策
いい加減な経済政策に翻弄される国民たち
…ほか
デフレ下の円高は、百害あって一利なし
お金を刷らない日銀
外国為替市場で何が行なわれているか
実質金利が高い通貨が、通貨高になる
円高になると日本は得か？ 損か？
第4章 明るい未来のために、われわれができること
デフレという“生き地獄”を終わらせろ
円高が終われば、株価は上昇する
われわれが今、できること
デフレ後の未来
おわりに ～失いかけていた希望を取り戻した日に～
謝辞
