幸村の血を引く男――
龍が刻まれた名刀を護る。
幕府の密偵をかわして仙台藩伊達家を出奔した
清四郎が預かったのは伊達家家宝の古刀・大倶利伽羅広光だった。
幸村の末裔が名刀を巡る事件を解決する好評シリーズ第2弾!
書き下ろし
幕府の密偵をかわして伊達家を出奔した真田幸村の末裔・真田信広。清四郎を名乗り、江戸で刀剣屋を開いて半年後のこと。清四郎は伊達家家老から一本の刀を預かってほしいと頼みこまれる。その刀は藩祖・伊達政宗が将軍家より拝領した家宝「大倶利伽羅広光」だった。御三卿筆頭の田安宗武が譲渡を迫っているという。宗武は伊達家の弱みを握っているらしい……。好評シリーズ第2弾。書き下ろし!
※この作品は史実を織り込んでいますが、あくまでフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。