2017年 第15回
『このミステリーがすごい!』大賞
優秀賞受賞作
文庫オリジナルで鮮烈デビュー!
“一人諜報組織・クルス”
VS.
“北”の暗殺者
違法捜査もいとわない公安警察・来栖惟臣(くるす これおみ)と、
祖国に忠誠を誓う冷酷な殺人鬼・呉宗秀(オ・ジョンス)。
大規模テロをめぐり、二つの“正義”が横浜の街で激突する!
“歩く一人諜報組織”=《クルス機関》の異名をとる神奈川県警外事課の来栖惟臣(くるす これおみ)は、日本に潜入している北朝鮮の工作員が大規模テロを企てているという情報を得る。一方そのころ、北の関係者と目される者たちが口封じに次々と暗殺されていた。暗殺者の名は、呉宗秀(オ・ジョンス)。日本社会に溶け込み、冷酷に殺戮を重ねる宗秀であったが、彼のもとに謎の女子高生が現れてから、歯車が狂い始める――。
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物・団体等とは一切関係ありません。