『このミス』大賞シリーズ
累計3300万部突破!
シリーズ累計16万部突破!
書き下ろし公安警察小説!
諜報の世界は騙し合いだ。
唯一のルールは
“誰も信じるな”
日本で立て続けに発生したスパイ狩り。米中露と北朝鮮の
抗争の渦中で、公安の一匹狼は黒幕の狙いを暴けるか――
■各国の諜報員たち■
【神奈川県警警備部外事課】
来西雅臣(くるすこれおみ):警部補。“歩く一人諜報組織”=《クルス機関》の異名をとる
熊川 亘:巡査部長。攻撃型ハッカー
今田 宏:課長代理
厚川聡史:警備部長
【中国】張 偉龍(ヂャン・ウェイロン):中華人民共和国国家安全部工作担当官。フリージャーナリスト
【アメリカ】ウィリアム・クルーニー:アメリカ大使館職員、CIAの工作担当官 通称“ビル爺”
【ロシア】ボリス・チェルネンコ:ロシア連邦大使館駐在海軍武官 ロシア連邦軍参謀本部情報総局大佐
【韓国】趙 水麗(チョ・スリョ):大韓民国国家情報院の諜報員
ロシアと中国のスパイが立て続けに殺害された。二人の手には“スパイに死を”と書かれたカードが挟まれていた。一方、これらの殺しから派生して、横浜中華街で中国人少年がロシア人貿易商を刺殺する事件が発生。独断専行の一匹狼で“クルス機関”の異名をとる神奈川県警外事課の来栖惟臣は、露中の諜報関係者に接触し、事態の沈静化を図るが、北朝鮮に関する国連のパネル委員も介入してきて……。