日本列島はなぜ
逆「く」の字形に
なったのか?
全国の地層・地形に残る列島形成の痕跡27
列島はどのように形成されたのか
●5000万年分の地層が消えた!? 北海道「蝦夷層群」の謎
●起源は古生代の超大陸 岩井崎のサンゴ化石
●列島成立を物語る下仁田の「ナップ構造」
●侵食地形に残る岩脈 失われた熊野力ルデラ
●プレートの“シワ”に堆積した琉球石灰岩層
4つの大きな島から成る日本列島は、かつてユーラシア大陸の東縁の一部でした。5億年前からのプレート運動によって形成された日本列島は、約2500万年前に大陸から分離し始めて、現在の姿になったのは2万年前のこと。その間には、日本海の拡大、伊豆弧の衝突、列島の東西圧縮など、さまざまな地殻変動がありました。その壮大な列島形成の痕跡は、いまも各地の地層や岩体に刻まれています。本書では、日本各地に残る列島形成の痕跡を、細密CGによるイラスト図解や地形・地質の写真満載でエリア別に解説。地形・地層・地質から、列島形成5億年のダイナミズムと悠久の記憶に迫ります。