人は誰もが「大河の一滴」である。
病気、災害、喪失の悲しみ、事故、自殺
生と死の恐れを鎮める48の問答集
死を身近に感じ、心が晴れる。
第1章 死のかたち
第2章 死と社会
第3章 大切な人の死に向き合う
第4章 生きることを問い直す
第5章 遺す言葉
人類の平均寿命は延び、「人生100年時代」とまで言われるようになった21世紀。生きることを謳歌する半面、私たちは死の問題を棚上げにしてきたのではないだろうか。交通事故や、新型コロナウイルスなどの疫病を含む病気、年々増加する自然災害、終わりのない戦争への不安。本来、私たちの日常は常に死と隣り合わせにある。死を身近なものとして付き合っていくためにはどうすべきか。生と死のあり方を考える作家・五木寛之による48の問答集。