
伝説の“はぐれ者”外科医とエリート若手医師が
二人で受け持つ救急外来。
通称、「最後の命綱」。
舞台は「最後の命綱」と呼ばれる地方都市病院の救急科。
真逆の二人が地域医療の実態と医療ミスを巡る闇を暴く!
現役医師が描く渾身の医療ミステリ!
伝説のベテランと若き秀才がタッグを組む!
穂村隆司(ほむらりゅうじ)
NPO団体『世界の医師団』として、被災地や紛争地帯での医療支援に尽力。
やがて《サムライ・ナイフ》という綽名がついた、天才脳外科医。
静木玲人(しずきれいと)
エリートが集う明神医科大学出身の若き秀才。
モデルと見まがう端正な容姿である。
なぜか明神医科大学を出て、穂村のいる鳴滝総合病院で働いている。
<サムライ・ナイフ>と呼ばれる凄腕医師・穂村隆司と若き救急医・静木玲人。彼らが務める鳴滝総合病院は、地方都市医療の最前線にある。この病院では六年前に医療過誤があり、若い女性が犠牲になる事件があった。病院側の速やかな謝罪と関係者の処分で幕引きとなった――しかし六年後、事件に関わった医師が襲われ、隆司のもとに「医療過誤事件の真相を調べろ」という文書が届き、二人は事件に巻き込まれていく――。